ラリベラのベテ・ダナゲル教会
**ベテ・ダナゲル(Bete Danaghel)**は「処女たちの家」と呼ばれる小さな教会で、処女殉教者の教会に捧げられている。エチオピアの『殉教者の書(シナクサリオン)』によると、4世紀にローマ皇帝ユリアヌス背教者によって、50人の修道女がネオプラトニズム的ヘレニズムを広める目的のもとで殺害されたとされる。
この教会は**ベテ・マリアム(Bete Maryam)**の南側に位置し、天然の岩窟の中に部分的に彫り込まれている。規模は約5メートル×5メートル、高さは約3.6メートルである。
教会へのアクセスは2通りある。**ベテ・メドハネ・アレム(Bete Medhane Alem)を通って左側から入ることができるが、主な入口は西側にあり、一本の柱で支えられた二重アーチの門を通って小さな部屋へと続く。また、岩をくり抜いた通路が西側からベテ・ミカエル(Bete Mikael)およびベテ・ゴルゴタ(Bete Golgotha)**へとつながっている。
ベテ・マリアムの中庭はこの小さな教会と共有されており、約2メートルの深さを持つ聖水の小さな水槽がある。この水は不妊に悩む女性の妊娠を助けると信じられている。
内部には4本の四角い柱があるが、全体の形は非常に不規則であり、当初から完全に設計された教会構造として建てられたわけではない可能性が示唆される。
